ドローンパイロットは本当に厳しい。。。

ドローン撮影群雄割拠

最近、ネット広告で「ドローンで副業」「誰でもなれるドローンパイロット」「ドローンパイロット養成講座」などセミナー広告が多く見受けられます。

しかし昨年のドローン関連の広告は「空撮承ります」とか「どこよりも空撮を安く」といった撮影請負が目立っていたのです。

これは「ドローン撮影のサービスを始めたけど、集客できなかったからセミナーでもやるか」という流れのせいでしょうか?セミナービジネスがやたら増えたかなという印象です。。思ったほどドローンのお仕事がないということになります。

この甘い言葉が並んだセミナーの誘惑に「ドローンパイロットって稼げるかも!」と思った方もいらっしゃるよう。。

あまりオススメできないかも!?

知人2人のドローンパイロットの現在

私の知り合いにもドローンパイロットが2人います。

結論から言うとAさんは大成功、Bさんはサービスをやめてしまいドローンすら手放してしまいました。

成功されているAさんは「ドローン 撮影」とググると検索上位間違いなしの会社さんです。SEO対策もきちんとされていて、飛行に対しての安全対策はもちろん、許可面に対しての知識も豊富なので依頼が殺到しているとのこと。私もかなりお世話になっています。

対してBさんは実は本業がレストラン経営者。もともと飲食業とは別なことがしたいという思いから副業感覚でドローンを始めたという感じ。早くからドローンに目を付けていた甲斐もあり、当時はネット検索でも上の方にいたと思います。でも開始1年でサービスは中止。依頼も二桁なかったようで「難しいねー」と言って畳んでしまいました。

この2人の差は一体・・・

Aさんはブログ記事が豊富で、ドローンに関するあらゆる情報を発信していました。特に規制・許可などの難しくなりがちな部分の解説がわかりやすく反響があったようです。そこから依頼を頂いているようですね。

Bさんもブログは書いていたのですが「最新のドローン機で最高画質で撮影します」「圧倒的なスケールで」と言ったドローンの機能面を前面に打ち出す宣伝記事が多かったように思えます。その当時は「首相官邸ドローン事件」より前だったので許可規制の情報ブログよりも「みんな!今の時代は空撮だぜウエーい!」的な記事の方がウケがよかったと思います。

しかし、規制が厳しくなるにつれBさんの「ドローンの機能」といった情報ではなくAさんの「ドローンの規制」の情報にニーズがあったワケですね。クライアントから見れば高画質はどの会社も当たり前ですし、記事としての魅力が弱くなっていたのだと思います。

つまるところ「マーケティングの差」ですね。。

今現在のドローンパイロットの仕事量

今2018年2月ですが、飽和状態・成熟したなと言う印象です。

BさんがドロップアウトしてAさんが残ったのがそれを象徴していると言うか。。

もちろんこれは「映像業務」におけるドローンの話なので、農産業用ドローンはまた違うかもしれません。ただし農産業用はなるべく人間のパイロットを必要としないような傾向にあるので、この業界のドローンパイロットを目指すのも難しい気がします。

国交省が発表した「平成28年度無人航空機に係る許可承認内容」です。

この資料から申請件数は全体で約7000件とのこと。

「ん?田舎は申請いらないから実際はもっと多いんじゃないのか?」という声もありますが、田舎でも人・建物離隔30mが取れる保証がない場合がほとんどなので、良識あるドローン会社は申請しています。

7000件=単純な仕事量ということではありませんが、非常に狭き門だということがわかります。

最後に:映像クリエイターから見たドローンの必要性について

この記事を書く私はドローンパイロットではなく映像クリエイターです。

例えば2分の企業プロモーション映像を制作するとして、まず視聴者が見飽きることのない構成を第一に考えます。

そこで空撮があるとメリハリが付くので助かります。

しかし2分ずっーと空撮が続いている映像ではなく、約2~3秒空撮のカットをポツポツと入れるくらいがちょうど良いのです。

クライアント様から「最初から最後まで空撮で見せたい」とオール空撮のプロモーション映像もあったりしますが(住宅不動産に多い傾向)、空撮ばかりのプロモ映像はお客様からすれば見飽きてくるわけです。

なので空撮は数カットあれば事足ります。私は空撮よりも地上撮影の方がマストと考えています。

以上のことからどんなにドローン撮影が安くても、どんなにドローン撮影会社が増えても、私の映像に空撮が必要以上に増えることはありません。クリエイターの知人はたくさんいますが、概ねみんな同じ意見です。

それでもドローンパイロットになりますか?

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